厚労省の難波吉雄(新型インフルエンザ対策推進室長)は、5月2日に米疾病対策センター(CDC)から新型インフルエンザのウィルス株が到着したことを受け、今後のスケジュールについて会見しました。
インフルエンザ対策

-ウイルス株が昨日到着したが、地方衛生研究所に配布するスケジュールなどは
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二つアンプルが入っていた。一つは鶏卵ベースで、卵で増やしたもの。もう一つは細胞培養ベースのものが入っている。同じウイルス株だが、卵ベースと、細胞ベースがある。
一定量増やすには一週間ぐらいはかかると聞いている。地方衛生研究所に配布して、検査の訓練などの期間も入れると、さらに1、2週間の期間は必要だと思っている。

-ワクチンはこれからどうやって?
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感染研に来た株がワクチン株として使えるかどうかを検討するが、CDCからワクチン株の入手も並行して行うと思う。

-帰国ラッシュで一度に複数のA陽性などがある場合、PCRで一度に検査は可能か。
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一つのPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査機械に10-20ぐらいの献体がはいる。6時間の間に複数くれば次の時間に回るが、いまの数字からすると、ラッシュで倍になっても、検査が急に増える状況ではないだろう。問題はない。

-WHOでもフェーズ6(パンデミック状態)への引き上げが検討されていると言うが
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国内対応は海外発生であれば変化がない。水際をどう考えるかはある。

-他国からの検疫強化は3国以外に増やさないのか?
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今のところ、メキシコ、アメリカ、カナダ等での濃厚接触者ということで他は考えていない。

-確定症例の流れは、地方衛生研究所でPCRを実施した後に、感染研が作ったプライマー(DNA断片)で判断し、それで確定症例になるということでいいのか?
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地方衛生研究所に新型インフルエンザのH1を判別できるプライマーを配布している。今日の時点では、最初は地方衛生研究所でやっていただき、国立感染研究所で確認するという手順が必要だろう。

-成田、横浜、名古屋と横田で報告があるが、PCRまでいっているのはこの4例か?
公表の基準が動いているように見えるが
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感染症法に基づく届け出が行われたのは、疑似症として横浜と名古屋の2件。この疾患の発生が見られない段階で、症例定義の疑似症患者の定義も比較的緩やかに書いている。その理由は、疑わしい方が発生した段階で、蔓延防止の観点から、入院勧告や入院措置という法律に基づいた処置ができるようにしている。
手元には数字はないが、私が承知している限りではこの4例だと思う。症例定義に当たるようなもので届け出の対象になりそうなものでは、他にはない。

パンデミック警戒フェーズ5は何を意味するのですか?
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WHOのフェーズ定義によると、ウイルスが、1つの同じWHO地域事務局管轄領域に属する複数の国で、持続的な市中レベルでのアウトブレイクを起こしていることです。フェーズ5ではパンデミックが差し迫っていると見なされます。

WHOは、どの時点でパンデミックが始まったと考えるのでしょうか?
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フェーズ6です(WHOのパンデミック行動計画で定義したもの)。

といことで、新型インフルエンザ対応についてまとめてみました。

              【新型インフルエンザに対する対応について】

現在、WHO(世界保健機構)は新型インフルエンザの現状を複数の国で人から人への感染がある「フェーズ5」の状態としています。さらに、この警戒レベルが引き上げられる可能性もあります。適切に最新情報を収集され落ちついて行動してください。

                      【帰国してからは】

1) アメリカやメキシコなどから帰国後10日間は、発熱や咳などインフルエンザ様の症状の有無がないかをチェックしてください。
2) こうした症状がある場合は、直接医療機関を受診せず、事前に最寄りの保健所に相談してください。
3) 加熱豚肉や加工物からの経口感染はありません。

               【新型インフルエンザ相談窓口】

上記のことがあった場合は、各都道府県(下記)の保健所相談窓口へ連絡する。
http://www.mhlw.go.jp:80/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html
そして、新型インフルエンザが疑われる場合は、発熱外来を備える最寄りの感染症協力医療機関(下記)を受診することになります。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou15/02-02.html


                    【インフルエンザ対策】

一般のインフルエンザと同じで、
1)手洗いやうがいの徹底
2)人込みを避け不要不急の外出はしない
3)外出する場合に、不織布(ふしょくふ)製マスクの着用
4)他人にうつさないために、せきやくしゃみの症状がある人は必ずマスクを着用
5)十分な休養と栄養バランスの取れた食事
を挙げています。
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2009.05.04 Mon l その他 l コメント (2) トラックバック (1) l top

コメント

こんにちは
成田の女性はAソ連型でしたね。
新型インフルエンザは確かに恐ろしいですが、個人レベルで気を付ければパニックにはならないでしょう。以前にも書いたかもしれませんが、冷静な対応が求められますね。
2009.05.05 Tue l 黒田裕樹. URL l 編集
Re: こんにちは
黒田様 コメントありがとうございます。

インフルエンザに対しては対策がきっちりできてるし、医療体制も整備されてるので、日本でパンデミックとはならないと思ってます。

これも我が国が島国であることの恩恵ですかね(^^;)?

2009.05.06 Wed l オバrev. URL l 編集

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