Civic TypeR
現在私の愛車でもあるFD2シビックタイプRはH19年3月に登場しH22年8月で生産中止となりました。新型シビックは欧米のみ販売で日本には投入されず、日本専用に生産されていたホンダ技術者の技術者魂と意地で作り上げたタイプRは今後も登場の見込みはないようです。

絶版となってから取り上げるのも何ですが、改めてホンダというメーカー作ったチューニングカーであるシビックタイプRについて、ノーマルシビックと比較してみたいと思います。

ホンダがレーシングという意味でRをつけた車ですので、他のメーカーでよくある名前だけの、なんちゃってチューニングとは明らかに一線を画した、チューニングショップも驚くほどの本格派改造車です。
FD2 Civic.2
これはノーマルのFD2シビックです。8代目となるこのシビックの車両型式はFD型。FD1は1.8リッター車、FD2は2リッター車、FD3はハイブリッド車です。FD2タイプRは、FD2シビックセダンの2リッター車をベースにホンダがチューンニングした車です。ということでノーマルシビックに較べてどのくらいのチューニングをしたのかを比較してみました。

  (FD2ノーマルシビック)FD2シビックタイプR
外寸 (1750x4535x1440) 1750x4540x1430
重量 (1280kg) 1260kg
エンジン (K20A) K20A
排気量 (1998cc) 1998cc
馬力 (155ps/6000rpm) 225ps/8000rpm
トルク (19.2kgm/4500rpm) 21.9kgm/6100rpm
圧縮比 (9.6) 11.7
燃費 (13.6km/l) 11.4km/l
最小回転半径(5.4m) 5.9m
タイヤ (205/55R16) 225/40R18
定員 (5人) 4人

外寸は全幅は同じですが、エアロパーツの関係でしょうかタイプRの全長が5mm長く、全高は専用サスペンションのおかげか10mm低くなっています。

タイプR化に伴って大幅な補強をしたはずだと思いますが、車重は1280キロから1260キロへ20キロも減量(゚゚;)エエッ(゚゚;)エエッ・・・驚異的です。
[広告] VPS

以前載せたVTECサウンド動画です。
防音材などは省いてありますが、それでも3000回転以下で普通に走る分には静かで、オーディオも楽しめます。ただアクセル踏み込んでエンジン回すと4000回転からノーマル車としてはボリュームが大きくなり、さらに5800回転からは精密機械の奏でるメカニカルで官能的なVTECサウンドが溢れてきます。ボリュームは大きいですがノイズではなく心地よいサウンドですからうるさいとは感じませんヾ(´▽`;)ゝヘヘ
civic body-01
さてタイプRに相応しい剛性をもたせながら車重を減量した秘密ですが、実はこれは、ベースのノーマルFD2そのものが高剛性骨格構造な上、約50%にも及ぶ骨格主要部材への高張力鋼板の採用などで、クラストップレベルの剛性を実現していたためで、TYPE R化に伴う補強部位はわずかに5箇所、それに係る重量増は1.8kgにとどまったそうです。

そしてボディ全体としてはベース車に対し11.6kgの軽量化に成功しながらDC5インテグラ TYPE R比で実に約50%もの捻り剛性向上を達成しています。

走らせてもまさにビクともしないし、ドアを閉めた瞬間のボムという音、振動のなさはBMW320をもしのぐ剛性感ですが、ノーマルFD2ボディの出来の良さがあったからなんですね(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン。

エンジン形式は同じK20Aですが、部品や吸排気系を見直して馬力は155馬力から225馬力に70馬力もパワーアップ!トルクも19.2kgmから21.9kgmへア~ップ!!
ターボ付けたわけではないし、耐久性も要求されるNAの量産エンジンですからね、驚きというよりも奇跡です。

これはDC5インテクラタイプRのK20Aエンジンチューニングで投入されたレーシングテクノロジーに加えて、さらにパワーアップを目指してヘッドポートの高精度な平滑化や吸排気管の曲率変更などによる流体抵抗の低減などによる吸排気効率と圧縮比の向上等を行った結果です。DC5の時点で既に究極のK20Aエンジンでしたが、そこからさらに乾いた雑巾を絞るような努力がありました。

圧縮比は9.6から11.7まで大幅に上げてあるんですが、VTECのおかげもあってか低速から十分なトルクがあって乗りやすいエンジンです。燃費はさすがに10.15モードで2.2km落ちてますが、私の実走行ではリッター10kmというところです。こんなハイチューンエンジンとしてはきわめて優秀な燃費だと思います。

これだけの高性能でありながら、乗りやすく、燃費も良くて、耐久性も問題ないなんて・・・これぞホンダ技術者の職人魂と意地の結晶ですね。
[広告] VPS
これも以前載せたシビックタイプRの乗り心地実験です。足回りを固めたために最小回転半径は5.4mから5.9mに増えています。日常の取り扱いでも、やはり回転半径の大きさを感じます。

タイヤはなんと16インチから18インチにアップです。旧シビックタイプRのEP3は17インチでした。そして専用開発されたブリジストンRE070は、ゴムじゃなくて木?でできているような固さです。そのため路面の凹凸はもろに伝わってきます(;^ω^)

サスペンションはほぼ専用設計となっていて、エンジンと同じくノーマルとはまるで違う乗り心地でありハンドリングです。筑波サーキットで80キロ軽いDC5を上回るために徹底的に固められています。

タイヤとサスを徹底的に固めたため、その乗り心地たるや半端じゃありません。体調悪い時は辛いかもしれません;゙゚’ω゚’):

開発者によるとタイプRのメインはサーキットで、一般道はサーキットに行くまでの道という考えだそうです。文句言うような人は乗らなくていいということのようです(;^_^A アセアセ…

そうそう、それと乗車定員は何故か4名。シート形状の違いでしょうが、う~ん、5名のままにはいかなかったんでしょうか・・・うち5人家族なもんで。

いずれにしても、とても国産車メーカーの作る量産車とは思えない尖った車です。好きな人にはたまらないが、そうでない人にはその価値が理解できないでしょう。
images.jpg
free-desktop-wallpaper-1024x768-Honda-Civic-Si-Sport-Concept.jpg
次期シビックは欧米など海外のみの販売になり、日本でシビックという車は消滅してしまいました。北米ではセダンとクーペが発売されていますが、シビッククーペSはなかなか良さそうですし、欧州から逆輸入のタイプRユーロも動力性能はFD2タイプR に劣るもののカッコ良いスタイルです。

当分の間、ホンダからスポーツカーは姿を消します。残念ながらホンダからスポーツカーが消えることはホンダブランドのイメージを大きく落とすことになるでしょう。しかしそんな中でも、ホンダ技術者のタイプR魂は消えていないはずです。それを持続させ次世代へ継続させていくためのも、売れる売れないは別にして、新世代タイプRを必ず登場させて欲しいものです。

絶版車となったためか、FD2シビックタイプRの中古車市場の価格や下取り価格は、若者のスポーツカー離れやハイブリッドなどのエコカーが大人気も現在ですが、あまり下がってないどころか上がっているような感じです?
でも実際にFD2に乗っている私としては、この車にかけたホンダ技術者の情熱と意地、と言うよりもユーザーの要望よりも自分達の要望を優先させている所が好きですし、何と言ってもあの官能的なVTECサウンドに魅せられていますので、まだまだ乗り続けるでしょう。

スポンサーサイト
2011.06.09 Thu l シビックタイプR l コメント (8) トラックバック (0) l top

コメント

No title
オバrevさんこんにちは~♪

オバrevさんのご指摘どおりまったくチンプンカンプンで、スポーツタイプの車のことはわかりません^^
でもホンダが国産車でスポーツタイプの生産をやめるのは悲しいことですね~
F1も撤退しちゃったし、創業者は残念がっているでしょうね~!!
F1で復活してくれないかなんてムリですかねσ(゚ー^*)
2011.06.09 Thu l まり姫. URL l 編集
次買う車もタイプRがいいですね。
私の場合,MT絶対主義であり,運転の楽しい車という基準で車選びをするので(もちろん金額にも限度がありますが),自然と選択肢は絞られます。

まぁ,まだまだFD2に乗り続けるので,遠い未来の話ですが。

Hondaさん,タイプRつくらないと車買ってあげないよ!っていつも思ってます。

今週末は久々の洗車を…
2011.06.09 Thu l デラー. URL l 編集
No title
こんばんは!
動画の方はまた後日、拝見させてくださいね^^
なんちゃってチューニングに笑ってしまいました!
ホンダのRはレーシングという意味で付けられたんですね。一つ勉強になりました!(というか、全て勉強になる事だらけですが^^)
絶版などと聞くと急に人気があがるのはどこの業界でもあるんですね^^
スポーツカーは廃れず、これからもずっと存続して言って欲しいと願う一人です。

応援凸
2011.06.09 Thu l ぴーち. URL l 編集
まり姫さん
> オバrevさんこんにちは~♪
>
> オバrevさんのご指摘どおりまったくチンプンカンプンで、スポーツタイプの車のことはわかりません^^
> でもホンダが国産車でスポーツタイプの生産をやめるのは悲しいことですね~

そうなんですよ、利益のみを追求すると、売れない車は作らないとなってしまうのかもしれないですけど、スポーツカーを作る価値観を大事にして欲しいと思います。

> F1も撤退しちゃったし、創業者は残念がっているでしょうね~!!
> F1で復活してくれないかなんてムリですかねσ(゚ー^*)

予算的に考えて(年間500億円)当分無理でしょうね。
2011.06.10 Fri l オバrev. URL l 編集
デラーさん
> 次買う車もタイプRがいいですね。
> 私の場合,MT絶対主義であり,運転の楽しい車という基準で車選びをするので(もちろん金額にも限度がありますが),自然と選択肢は絞られます。
>
> まぁ,まだまだFD2に乗り続けるので,遠い未来の話ですが。
> Hondaさん,タイプRつくらないと車買ってあげないよ!っていつも思ってます。

さすがいつもピッカピカシビックタイプRに乗ってるデラーさん。
私も絶対タイプRがいいですよ~(^O^)
でも次世代はいつでてくるんでしょうかね。

>
> 今週末は久々の洗車を…

おそらく、雨が降ると分かっていて洗車~雨が降って~雨が止んだらすぐ洗車という例の禁断の技を使うんですね(ΦωΦ)フフフ…
2011.06.10 Fri l オバrev. URL l 編集
ピーチさん
> こんばんは!
> 動画の方はまた後日、拝見させてくださいね^^

是非VTECサウンドを楽しんでください(^O^)

> なんちゃってチューニングに笑ってしまいました!
> ホンダのRはレーシングという意味で付けられたんですね。一つ勉強になりました!(というか、全て勉強になる事だらけですが^^)

そうナンスヨ^^;
結構スポーティーなグレードもあるんですが、エアロパーツつけただけの、エンジンはノーマルと同じというパターンが多いんですよ(;_;)

ホンダのタイプRのRはレーシングですが、フィットにRSというスポーティーグレードがありますけど、それはロード・セーリングの略でレーシングとは無関係です orz

> 絶版などと聞くと急に人気があがるのはどこの業界でもあるんですね^^
> スポーツカーは廃れず、これからもずっと存続して言って欲しいと願う一人です。

生産中止となる前よりも、生産中止になってから価格が上がっているようです。
車を移動手段としてしか考えないのであれば、スポーツカーは全く無駄のカタマリですが、車を文化と考えるとスポーツカーのもつ芸術的価値は無くしてはいけないと思います。

2011.06.10 Fri l オバrev. URL l 編集
No title
K20Aって普通バージョンもあったんですね。
全部225馬力のTypeR用って思ってました。

重さを削ってるトコはイイですね。16から18にしたコトでも重くなってるでしょうし、外側だけじゃなく内側もローターとかキャリパーも一回り大きく重いモノが付いてるんだろうと思いますから・・・
(ですよね?)

現状維持じゃなく、以下に軽量してるのはダイエッターとしても見習わないとなぁ・・・

2011.06.11 Sat l naru. URL l 編集
naruさん
> K20Aって普通バージョンもあったんですね。
> 全部225馬力のTypeR用って思ってました。

そうなんですよ。
K20A=シビックタイプRエンジンではないし、FD2=シビックタイプRでも9です^^;

> 重さを削ってるトコはイイですね。16から18にしたコトでも重くなってるでしょうし、外側だけじゃなく内側もローターとかキャリパーも一回り大きく重いモノが付いてるんだろうと思いますから・・・
> (ですよね?)
>
> 現状維持じゃなく、以下に軽量してるのはダイエッターとしても見習わないとなぁ・・・

もちろんサーキット連続走行を考えて開発していますし、既に究極のタイプRであったDC5を、80キロ重い車重で筑波マイナスタイムを達成していますので、走りのためにありとあらゆる所に手を入れています。

削るところは削って、補強すべきところは補強して、あんなドデカイリアスポつけての-20キロですから素晴らしい筋肉体質です。

確かに見習わなくてはイケマセンね(;・∀・)

追伸~岡山国際に行かれる時にはnaruさんの後をついて行きますので、例のレースクイーンさんをご紹介下さい(^o-)ネ・・・レースは?
2011.06.11 Sat l オバrev. URL l 編集

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://overrev21.blog67.fc2.com/tb.php/293-93060a98
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)