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小泉・竹中ラインが、アメリカの後押しを受けて推し進めた郵政民営化によって、日本郵政株式会社は誕生しました。郵便貯金約200兆円(ゆうちょ銀行)、簡易保険約100兆円(かんぽ生命)の計300兆円という世界最大の金融機関です。

1.「かんぽの宿」疑惑
「かんぽの宿」はこの日本郵政の持つ資産で、かつて2400億円の資金を投じて建てられ、時価1000億円以上の価値があると判断されています。時価評価の最も有力な基準は固定資産税評価基準額ですが、固定資産税評価基準額は857億円と言われています。また土地建物を含めた日本郵政の不動産資産は2兆7千億円もあるそうです。

このかんぽの宿を109億円でオリックス子会社のオリックス不動産に譲渡する契約が結ばれていたということで鳩山前総務相は「オリックスの宮内会長は規制改革会議の議長をやり、郵政民営化の議論もそこでされた。そこに一括譲渡となると、国民が出来レースではないかと受け取る可能性がある」とコメントしていますが、至極当たり前な話だと思います。誰が見ても出来レースですよ。

しかもかんぽの宿は、郵政公社時代に不採算物件の売却がほとんど済んでいて、西川氏が引き継いだ時点で残っていた物件はほとんどが黒字だったそうですよ。それをオリックスに安く売るためなのか、帳簿上の減損処理を導入し、見掛け上わざと赤字にしていたという説もあります。

かんぽの宿売却のアドバイザリースタッフとして高額の顧問料を得ていたメリルリンチ・・・これもうさんくさい・・・の報告書でも、09年度は赤字でも翌年以降は毎年10億円以上の黒字が見込まれるとされています。

結局は麻生総理の判断で、鳩山総務相辞任、西川社長続投という結果となった訳ですが、なんで?と素人の私には分からないことだらけで、裏を勘ぐりたくなってしまいます。

そこで、週刊誌やネットで色々調べてみたところ、どうも主役は西川社長で個性的な役者が何人かでてくるB級ヤクザ映画のように思えてきました(>_<)

まずこの映画に登場する役者は、鳩山邦夫(前総務相)、西川義文(日本郵政社長)、麻生太郎(総理)、小泉純一郎(元総理)、竹中平蔵(元経済財政担当相・金融担当相)、私の嫌いな宮内義彦(オリックスグループCEO)の6人がメインです。主役は西川社長。

今回はその主役の西川氏についてまとめてみました。

2.西川社長経歴
西川氏は元住友銀行そして三井住友銀行元頭取。三井住友フィナンシャルグループ元代表取締役社長。元全国銀行協会会長、第2代日本郵政公社総裁で、初代日本郵政代表取締役社長です。最後のバンカーとも呼ばれているやり手です。

~住友銀行時代~
住友銀行時代は、当時の磯田頭取にかわいがられ、不良債権処理を担当する融資第三部に属して、平和相互銀行の吸収合併、イトマン絡みの焦げ付いた不良債権処理を指揮しました。どれも政治家や裏の世界絡みの不良債権で、それに関係した者の不審死も相次いだりで、黒い噂が絶えませんでした。

平和相互銀行というのは、首都圏に多くの支店を持っていた銀行で、別名「ヤミの世界の貯金箱」と呼ばれていました。つまり、同銀行は、ヤミの世界とつながりの深い銀行だったそうです・・・映画みたいな話・・・。

当時、住友銀行は関西を中心とした、いわゆる地方区の銀行でしかなかったので、住友銀行のドンだった会長・磯田一郎は、関西のトップから全国区トップの銀行になる野望の下に平和相互銀行の吸収合併に動いたのです。

そこで磯田会長は、当時大蔵大臣の竹下登氏に懇願し、住友銀行に有利な形になるようになんとか合併はまとまりました。住友銀行は後に竹下登が田中派から独立した経世会に対し資金を提供したと言われます。そしてこの磯田氏の後継者が西川氏です。

そしてトマン事件では、関西の名門商社だった伊藤萬(のちにイトマンに社名変更)を、住友銀行はグループの傘下にして凄まじい地上げをやり、伊藤萬を通して本体で360億円、住友全体でも3000億円以上の資金が、ヤミ社会に消えて行ったと言われています・・・完全にB級○○○映画だ。

イトマンはこの事件で経営危機に陥り、住金物産に吸収合併されました。当時の住友銀行から出向してきた河村社長やイトマンの伊藤氏、許永中らが特別背任罪で逮捕され、住友銀行の会長だった磯田氏は失脚。西川氏は当時の巽頭取から処理を任され、巽氏の次の頭取になりました・・・はぁ~、私ら一般人には想像つかない世界です。

3.郵政民営化においての人間関係
郵政民営化に際しては、竹中元経済財政担当相・金融担当相の推薦で、西川氏は社長になります。両者を結びつけたのは、ゴールドマンサックス社の元CEOで、当時ブッシュ政権の財務長官ヘンリー・ポールソンです。

西川氏とゴールド万サックスはそれ以前から付き合いがあり、2003年に、西川氏が社長だった三井住友フィナンシャルグループと幅広い業務提携について合意しています。当時、これは、西川氏が社内の強い反対を押し切って進めた提携であり、ゴールドマンサックス側にとってきわめて有利な条件となっているのではないか、つまり三井住友銀行と親密企業との間の融資や査定の不透明性が指摘され、“不良債権問題”処理のために三井住友FG側で過大な譲歩が行われたのではないか、という疑惑がささやかれたのです。

そしてゴールドマンサックス社は、かつて救済のために8兆円の国費が使われた日本長期信用銀行を、わずか10億円でリップルウッド社に売りさばいた仕掛け人でもあったのです。

このように西川氏は、不良債権処理のプロであり、西川~裏社会~小泉・竹中氏~アメリカ~ゴールドマンサックスという複雑なルートをもつやり手です。麻生総理は、この西川氏のバックへの配慮から、盟友である鳩山邦夫氏の首を切り、西川氏の存続を決めたと噂されてます。特に西川氏には改革派、鳩山氏には旧郵政官僚がついており、その政治的バランスを考慮したとも言われています。

4.古巣への利益誘導かカード疑惑
しかし、郵政民営化に関しては、かんぽの宿だけでなく、利権がらみの疑惑がいくつもあるみたいで、鳩山邦夫氏が、その本丸へも手を付けようとしたことが更迭の直接の原因になったそうです。

その一つが民営化後の新たなクレジット事業を、西川氏が在籍していた三井住友へ委託したことです。

ゆうちょ銀行は、国営時代から郵政は40を超すクレジットカード会社と提携し、923万枚のカードが発行されていましたが、民営化を受けて、自前で単独のクレジット業務に参入することになり、その委託業者にJCBと三井住友カードの2社が決まった。その結果、西川氏の出身母体である三井住友サイドには年間約100億円という膨大な手数料が毎年はいることになりました。

しかし、以前のシェアはジェーシービーはわずか22万8647枚(同2.5%)で6位、三井住友カードとなると、わずか1万9473枚(同0.2%)と18位の泡沫業者に過ぎなかったのです。この選定経過が不透明で、西川氏が古巣・三井住友決定に深く関与していた可能性も疑われています・・・当然ですね。

5.利権渦巻く日本郵政?
さらに日本郵政は、東京、名古屋、大阪駅前の一等地にある中央郵便局などの資産も、民営化によって手にしている。この土地を利用して超高層ビルに立て替え、総額20兆円の不動産ビジネスを計画しているらしい。当然そこには建設族議員、旧郵政議員、民営化を主導した小泉側近議員らの影がちらついているという噂も・・・。

日本郵政には、政・官・民のそれぞれの利権が渦巻いているのかもしれません。注意して見ていきたいと思います :-)ジー
・・・しかし、内容凄すぎます。いつか映画になるかもしれんなぁ(;´Д`)
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2009.06.26 Fri l 政治・経済・社会 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

No title
こんなに核心に迫って大丈夫でしょうか?・・・なんて(笑)。

明日、数万アクセスとかあったら・・・。政治ものでしょうね、人気を集めているのは。

それにしても、永川にはガッカリだ~。四球 → 逆転ホームランなんて有り得ない。

明日は、オバさんの応援の力で勝たせて下さいね!

それでは。
2009.06.26 Fri l あずき. URL l 編集
Re: No title
あずきさん コメントありがとうございます。

もっとえげつない話もあったのですが、推測の域をでませんし、
なにしろ素人ですので、ここらあたりで(^^;)

しかし、カウントの件は、どうも政治ネタfだからとは思えません。
そんなたいしたことは言ってませんし、経営者という立場で入ってくる情報をもとにまとめただけですからね。

となると、やはtり車の動画ではないかと思っています。

とは言うものの、気分次第の気ままなブログですから、どういう記事になるかはその時の気分次第です(^o^)
2009.06.27 Sat l オバrev. URL l 編集

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