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7月6日から7日にかけて広島県を襲った豪雨は、大きな被害をもたらしました。広島県では過去最大規模の豪雨災害で、犠牲者は100名を越えました。亡くなられた方にはお悔やみ申し上げ、被害に逢われて今も後片付けに追われておられる方にはお見舞い申し上げます。

私の町も大きな被害を受けましたが、幸いにも自宅も職場も、スタッフにも大きな被害はなく、現在何とか無事に仕事をしています。私が見た災害後3週間の様子をまとめてみました。

【川の氾濫や土砂崩れであちこちが通行止め】
当日の豪雨で町を流れる川が氾濫して、家が流されたり、橋が壊されたり、家が浸水したり、車が水につかって動かなくなったり、また山がとんでもない規模と範囲で土砂崩れが起き、あちこちで道路や線路が遮断され通行止めになってしまいました。
土砂崩れkai
(あちこちで土砂崩れが起きた)

雨がやんだ翌8日に町内のホンダカーズに行った時に聞いたら町外から通うスタッフで、道路が通行止めのため仕事に出てこられない者も何人かいると言っていた。JRもバスも動かず、田舎ではタクシーも少ない。車を運転できない高齢者には交通手段が無くなってしまった。ここだけでなく、県内のあちこちで同じような被害があり、広い範囲で同時に大災害が起きたのが今回の豪雨災害の特徴でしょう。

県内メインロードである国道2号線もあちこち通行止めで、長距離トラックも動けず、大渋滞が各所で発生しました。私も実家への電話が通じないので、車で行こうとしましたが、全ての道が通行止めで、その日は諦めました。呉市では鉄道も道路も全て遮断され、広島への通勤・通学はフェリーだったそうですが、今度はフェリー乗り場周辺が大渋滞で大変だったようです。また道路に関しては、通行止めが解除されても片側通行や通行止めのままの所もあり、まだまだあちこちで渋滞が発生しています。

【停電と断水が起き、通行止めで商品が入ってこない】
町内の川が氾濫した時は停電と断水も起こり、夜はあたり真っ暗で水も出ない状況でした。商品が入って来ないため、スーパーやコンビニには食料や飲み物がなくなり、GSではガソリンが売り切れて営業していない所もありました。8日夜に何とか通行止めの道路が開通し、徐々に品切れはなくなっていきましたが、不安は大きかったです。

【炎天下の泥掻き出しと土埃】
職場の近くは冠水した所が多く、翌日から炎天下の中、まず泥を掻き出して土嚢袋に詰める作業が大変でした。熱中症になる人もでています。泥を掻き出しても、今度は表面に残った砂による砂埃がひどくて、外出はマスク、帽子、首のタオルが必需品でした。その砂を水で洗い流すと砂埃も減って、徐々にマスク無しでも歩けるようになってきました。

【断水は1週間続き生活用水に困る】
停電は翌日には解消しましたが、断水は1週間続きました。飲水は何とかなりますが、大変なのはトイレ、風呂、洗濯等の生活用水です。トイレは一回流すとあっという間に6~10リットルの水が流れてしまいます。ある町では、町内に一箇所あったコインランドリーが、過稼動のため2,3日で洗濯機が壊れたとか。ただ井戸を掘っていた所は、停電解除とともに断水も解除されます。こういう災害の時はメリットが大きいです。水のありがたさが、よく分かりました(~_~;)

【動けない車が多数】
川の氾濫などで道路や駐車場もに水がやってきて、冠水して動かなくなった車が多数でたそうです。私が職場の近くに借りている駐車場もどっぷり浸かっていました。車はエンジンに水が入ると止まって動かなくなるそうで、また車の車内が浸水した場合も、色んな電装関係がやられるのでアウト、つまり廃車コースらしいです。

バルコムFに行った時に10数台の車が工場横に置いてあったけど、全部冠水して動かなくなった車で修理も困難と言っていた。また大きな被害がでた広島県矢野東や岡山県真備町のホンダカーズでは、新車や試乗車はもちろん、お店そのものが冠水してしまったらしく、私の行きつけのホンダカーズからも応援に行っていた。しかし大渋滞で行き帰りが大変だったらしい。

【ボランティア】
またこれも初めて目にする風景ですが、若いボランティアの方が町内あちこち片付けを手伝いに来てくれているのには頭が下がります。こちらでは、人手が足らないので、手伝ってもらえるのは本当に助かります。同じ市内にある大学の学生に手伝ってもらったという話をよく聞きますが、ありがとう!感謝です。

【国道は高速で開通したが・・・】
当初はあちこちで通行止めになっていた国道ですが、山陽道は1週間、メインの2号線から、31号線、185号線等、県内ほとんどの国道が10日くらいで開通しました。県道も予想を遥かに上回るスピードで開通しているし、通行止め箇所が多かっただけにこれには驚き。工事の方が頑張ってくれたことと、素早く予算が降りたのかもしれない。

ただ、地域の隅の方の道路等は未だに放置状態です。優先順位もあるのでしょうが、田舎の建築会社が次々潰れて無くなってしまっていることも関係していると思います。談合廃止・効率・経済優先できたツケが出ているようにも考えられる。いつ復旧するのか目処はたっておらず、地域の人は諦め顔で不便を強いられるしか無いか。

また、不通が続くJR呉線とともに呉-広島間大渋滞の元になっている未だに通行止めの広島-呉道路(自動車専用)は、土砂が流れ込んだとか、道路の一部が陥没したとかいうレベルではなく、道路そのものが橋桁と一緒に陥落しているらしく、まだ時間がかかりそうです。広島から呉に通っている人の話だと、通勤ラッシュを避けるために朝5時に家を出るけど、5時50分くらいになると、もう渋滞が始まるらしい(・_・;)

【JRは不通のままで通学の足がない】
JRは、3週間たっても山陽本線、呉線ともに不通のままの所が多く、通勤通学の足はまだ確保できていない。JRが動いてないために、通勤通学で代替となっている新幹線の駅は大混雑で、時間帯によっては駅から車がはみだしている┐(´д`)┌ヤレヤレ
新幹線駅
(普段は自転車もバイクも人も少ない駅が・・・)

メインのJR山陽本線は、10月~11月にかけて完全開通予定。これで新幹線駅の混雑は解消されるはず。海岸線を走る呉線はメインの呉~広島間は11月開通だが、そこから三原の間は来年1月で、現在この区間は代替バスも走っておらず、JR呉線で通学する高校生は親に車で送ってもらっているそうだ。ただ道路は渋滞がひどく、行き帰り送り迎えの親は大変らしい。夏休みが早く始まったというか、通学出来ないので夏休みを早めざるを得なかったので、高校の2学期は8月20日から始まります。しかし幸いなことに8月11日から代替バスが走ってくれるそうです。

【お祭りや花火は軒並み中止】
7月7日に予定していた地元の祭りは、当然ですが中止になりました。その後も7月から8月にかけて行われる予定だった県内の祭りや花火大会は、尾道の花火を除いてはほぼ全て中止です。被災された方にはそれどころではないという気持ちもあるでしょうし、JR等の交通機関がまだ完治していない上、市役所等では対応に追われて、お祭りなど様々な行事にさける人が足らないとも言っていました。

【台風の追いうちは免れた】
災害後3週間、復旧も徐々に進んでいた所へ、追い打ちをかけるように今度は台風がやってきた。前例のない東からの広島直撃の台風で、特に被災地では早めに避難するように湯崎知事もTVで訴えていました。どうなることかと心配していましたが、幸いにも大した雨にはならず、影響は最小限に抑えられたと思います。職場も土嚢袋をしっかり置いていましたが、そこまで土砂や水がくることはなく、ホッとしました。

完全復旧には相当時間がかかりそうだし、夏が過ぎたら台風シーズン。まだまだ油断なりません。
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2018.08.02 Thu l 政治・経済・社会 l コメント (12) トラックバック (0) l top