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最近の日本車はエコ性能最優先で、楽しい、面白いといった事は二の次になってしまった感があります。そんな中、ずっと気になっていた車がトヨタから昨年末に発売された「FJクルーザー」。

元々は北米専用車で北米では既に2006年から販売されており、4年遅れで日本での発売となった車です。ただし生産は日本国内ですので、逆輸入でもない(^^ゞ
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ランクル40
その売りは何と言ってもスタイル!50年前に登場して人気を博したランドクルーザー40を思い起こさせてくれるノスタルジックなデザインが我々年寄り?の心を擽ってくれます。

ということで、ちょっと遅くなりましたがそのFJクルーザーに試乗するため広島トヨタへ行ってきました。

大々的な広告はうっていないものの、販売目標台数を大きく上回る受注を受けているらしいです。実際の販売台数は、11月132台、12月131台、1月457台、2月785台となっていますが、受注に生産が追いつかないためでしょうか値引きはなし!(おまえはレクサスか?)しかも納期は震災の影響もあって現在未定のようです( ̄д ̄)

1. 外観
サイズは全幅・全長・全高が1905 x 4671 x 1840 mmと何と幅が1.9 mを超えるアメリカンサイズです^^;
最小回転半径も6.2 mと、ちょっと日本の狭いところでは持て余しそうですね。

重量1940キロ、エンジンはV6の4リッターレギュラー仕様で、276ps/5,600のパワーに38.8/4,400のトルク。飛ばす車ではないし十分なスペックでしょう。実際に走ってみても不満は全くありませんでした。
FJクルーザー1
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ランドクルーザー40の匂いがプンプンしている丸目2灯に、フロントグリルにトヨタのロゴマークではなくTOYOTAの文字が入ったデザインは、実物を見てもクラシカルで「カッコ良い!」。3ドアのように見えますが、観音開きの5ドアです。もちろんそれは実用性よりもスタイル重視のためですが、それでいいんです(。_。) ウンウン

ミニと同じくルーフが白でボディ色はツートーンになっています。ただしボディ色に白を選ぶと・・・アレ?(;^ω^)

ビートル、ミニ、マスタングなど、かつての人気車のデザインを現代風にうまく取り入れたノスタルジックな人気車達も、機能性よりもデザイン優先で成功しています。マイナーではありますが、そういう市場は間違いなく存在しているんでしょう。
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リアは右から左に向けて横に開きます。リアのラゲッジはまあまあの広さですが、日本車によくあるラゲッジの下の空間も利用できるようにはなっていません。でもだからと実用性うんぬんと文句を付けるのはFJクルーザーの場合御法度。またリアはウィンドウのみも開くようですが、ものの出し入れはよほど長身の人でないと難しいでしょう。これも開くことがカッコ良いんであって、出し入れできるかなどの実用性は問わない!と割りきっている車なんです。

2. 試乗
でも実際に運転してみないとそのフィーリングは分からないので、早速試乗してみました。まず運転席に乗り込むのが結構キツイかも?地上最低高は驚きの230 mm。少々の悪路はものともせず突進して行ける車ですが、その分乗り込むときは取っ手を持ってどっこいしょとなります。

運転席は勿論高く、見晴らしは良いです。全幅が1.9メートルもある車ですが、フロントノーズが短く、4角が見渡せるため全然運転しにくくないし、全長もリアに積んでいるスペアタイヤを含めて4671 mmですし、リアカメラもついているのでバックも楽にできます。
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FJクルーザーワイパー
運転席のパネルは平坦で無骨で平凡な感じ。もう一工夫欲しいところです。しかしここで楽しめるのがフロントワイパー。何と小さいのが3本ついてます。外車ではハマーやジープなどがありますが国産では他にはないと思います。

リアシートは窮屈感はなくSUVとすれば合格点。室内高はちょっと低い感じがしますが、カタログを見ると1,225 mm ありますので、普通の車よりは余裕があるようです。ただ全高が1,840 mm もあるので、もう5センチ高ければ全く不満はないのですが、これもデザインとの兼ね合いがありますのでOKとしましょう。

エンジンはトヨタV6らしく、低速から静かでスムーズです。試乗車はマフラーをオプションのスポーツマフラーにしていましたが、それでこんだけ静かならわざわざ交換する意味はない?マフラーカッターだけで十分と思います。

パワー、トルクに不満はなくむしろ軽快に街中を走ります。レッドゾーンは5,500回転からですが、私のアルファードV6の3リッターもスムーズに回るのは5,000回転までですし、5,000回転以上回すことはないと思いますので、そこまでスムーズに回ればOKです。

重心が高いこともあって、コーナーでは少しふわつきますが、直線では乗り心地は良いです。ただ車酔いしやすい人を乗せる時はちょっと注意が必要かもしれません。
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3.買い得か
今回悪路は走っていませんが、ベースがランドクルーザー・プラドのパートタイム4WDで、地上最低高が23センチもありますので、少々の段差は屁でもなくその走破性は相当高いようです。おそらく普通の人には悪路を走る機会はほとんどないでしょうが、こういう趣味的車はその潜在能力があるだけでも価値はあります。

価格は驚きの標準車314万円、カラーパッケージ324万円、オフロードパッケージ332万円です。一瞬4リッター車にしては安いと思いましたが,これにオプションがおそらくナビを含めて45万円くらい,しかも値引きなし!ですから諸費用込みでカラーパッケージだと410万円くらいじゃないでしょうか。決して安くはない (;^_^A

ただマニアックで販売台数も少なく、ノスタルジックなスタイルで実用性もある程度確保されている車ですから、おそらく長年乗っても中古車の値下がりは非常に少なく、車を買い換えるときの下取りは間違いなくあっと驚く高値がつくと思われます。

車を単なる移動手段と考えず、最近の機械化、デジタル化され、作る側の人間味が感じられない車に嫌気がさしてきたアナログ人間の人には、トータルで考えるとお買い得な車と言えるんじゃないでしょうか。子供が独り立ちしたら考えようと思います・・・トウブンサキデス orz
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2011.04.18 Mon l l コメント (10) トラックバック (0) l top