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クリントン
ビル・クリントン元米大統領が北朝鮮からの要望で訪問して、5か月間近く拘束されていた米国人女性記者2人とともに帰国したのに続き、今度は現代の玄会長が北朝鮮を訪れ、拘束されていた現代社員が解放されました。

これは、いよいよ北朝鮮が追い詰められたことの証拠ではないでしょうか。

北朝鮮に対しては、アメリカの衛星が15分間隔で上空から写真撮影を続けており、その動きはほぼ掴んでいます。一方北朝鮮は、アメリカ国務省HPを随時チェックする担当者がおり、アメリカの反応を常時伺っています。

北朝鮮は今年5月に2006年10月に続く2回目の地下核実験を行いました。北を支えてきた中国もさすがに堪忍袋の緒が切れたというか、北が核を保有することが自国にとっての恐れになると判断したのか、日本の働きかけなどを受けて「国連安保理決議1874」が国連安全保障理事会で採択されました。

これによって、麻薬、武器などの貨物を積んだ船舶への検査以外にも、核・ミサイル開発に転用できる民生品の検査も行えることになりました。麻薬や武器関連品は北朝鮮の外貨獲得の重要な手段です。これができなくなると、外貨が獲得できず、武器はあってもそれを動かす燃料も獲得できないので武器が動かせないという状況に陥ります。

カンナム1号
実際、国連による対北朝鮮制裁決議1874号で禁止した大量破壊兵器関連の物資を乗せ、ミャンマーに向かっていた北朝鮮船カンナム1号は、ミャンマー政府から船舶検査を行うという連絡を受け、突然航路を変え北朝鮮へ帰国しました。

強硬策ではダメだと分かった北朝鮮は、後継問題を持ち出したり、人質解放などで揺さぶりをかけてきたようです。

ビル・クリントン大統領時代に北朝鮮は、核開発凍結と引き換えに軽水炉建設支援を得ました。しかしこの時、北朝鮮は約束を破り、援助だけ受けて核開発は続けていたのです。

同じことを今回も期待してクリントン元大統領訪問を実現させた訳ですが、一度痛い目に遭っているクリントン元大統領に二度と同じ手は通用しません。ましてや現在の国務長官は妻のヒラリーです。民主党もオバマ大統領も北に甘い手は打たず、厳しい態度で臨むと思われます。


おそらくアメリカはもちろん、中国も、やはり金一家による独裁では難しいと感じてきているのではないでしょうか。共産国家ではありますが、世襲による独裁政権ではなく、中国やベトナムのような指導体制で国際ルールを守り、資本主義を注入して経済的にも発展できる国家を望んでいると思います。

そうなると、いよいよ金一家は焦ってくるでしょう。金正日にもし何かがあった時が、北朝鮮の大きな転換時期になるかもしれません。
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2009.08.14 Fri l 政治・経済・社会 l コメント (4) トラックバック (0) l top